まだ6月なのに梅雨が明けて、すでに真夏なみの暑さ。
もう編み物なんて想像しただけで暑苦しい…と思いつつ、
やっぱり何か作ってみたい気もする。
ということで、ホントに小さな物を編むことにしました。
見た目も、作業時間もコンパクトで、
手の早い人なら1時間ほどで完成させられるモノ。
その「小物」が今日のコレです↓
エクリュ色の円形ドイリー
ドイリーを編むにふさわしいのは、
きっと真っ白なストレートのレース糸でしょう。
でも今回わたしは、手元に面白い糸があったので、
それを使って編んでみました。
刺繍糸1本くらいの極細い糸なのですが
ストレートではなく、太い部分や細い箇所があって、
手触りはザワザワというかカサカサした
薄手の紙のような質感。
これでサマーニットを編んで着たら、
肌に密着せずに涼しいだろうな~
と思われるような糸です。
出来上がったこのドイリーも
糸のカサカサ感がちゃんと生きていて、
透け感のある見た目とともに
触った感じもどことなく涼しい印象。
そしてなによりも、色が好み。
写真では、ベージュがかって見えますが、
現物はもう少し白っぽく、
ミルクを入れすぎたミルクティのようなかんじです。
完成品は直径が約15cmほど。
大きくもなく、小さくもなくというサイズ感で
花瓶の下敷きなどに良さそうです。
熱いカップや、水滴の浮くような冷たいグラスを置くには
ちょっと厚み的に耐えられない? 超薄い仕上がりなので。
でも、そもそもドイリーって何に使うモノなのでしたっけ??
ところで、このドイリーのレシピですが、
今回は本を参考にして編みました。
「イチバン親切な レース編みの教科書」
という本に掲載されている作品の一つです。
この本は、もう10年近く前に購入したものですが
タイトル通り、とても親切に分かりやすく
編み方の解説がたっぷり掲載されています。
ただ残念なことに、すでに絶版のようなのです。
説明不足でザツな感じのハンドメイド本が多いです。
読者(作りたい人)目線の丁寧な説明が記された良書です。
素敵な作品がいつも掲載されていますし、
またぜひ復刊して、たくさんの人に読まれるといいなと思います。
*力説してますが著者や出版社の回し者ではありません:赤の他人ですw