夏場に限ったことではありませんが、
体のニオイが一層気になる
汗をかく季節になりました。
制汗剤も高機能なものがたくさんあって
それなりに頼りになりそうですが、
そもそもの体臭そのものを抑えられれば
それに越したことはありませんよね。
◇体のニオイはどこから来るのか
一般的な体のニオイの原因は、食べ物にあります。
食べた物は、腸で分解されるときにニオイを発生して、
それが血液から体内に吸収され、汗とともに放出されます。
ならば、食べるものを選べば、体のニオイも抑えられる
ということになりますね。
◇ニオイを抑える食べもの
✔ アルカリ性食品
海藻、きのこ、大豆、梅干し、お酢などは、
酸っぱいニオイの原因となる体内での乳酸の産生を抑え、
汗のニオイを抑制します。
特に梅干しは、体臭予防の王様だそう。
殺菌作用で口臭を予防し、含まれているクエン酸が
汗のニオイも抑えます。
ついでに疲労回復効果も♪
✔ 抗酸化食品
ビタミンCを多く含む緑黄色野菜や果物、
ビタミンEを含む玄米やナッツ、
ポリフェノールを含むお茶(カテキン)などには、
たんぱく質や脂質の酸化を抑制し、
皮脂の酸化したニオイを抑える効果があります。
✔ 発酵食品
納豆、ミソ、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品は、
腸内環境を整えて悪臭成分の産生を抑制し、
ニオイ物質を排泄物として体外に排出します。
一方で、体がクサくなる食材もあります。
◇ニオイをひきおこす食べもの
✔ 肉類、動物性脂肪(牛乳、チーズなど)
お肉を食べすぎると、皮脂の分泌が過剰になって
酸化したり、体内で消化される際に
ニオイの素となるアンモニアや硫化水素、
腐敗毒素が発生して、ニオイの原因になります。
動物性脂肪は、食べすぎると血中のコレステロールや
中性脂肪が増加し、体内で過酸化脂質となって
ニオイ物質をつくりやすくします。
✔ アルコール
ビールやワインなどのアルコールが体内で代謝されると
アセトアルデヒドを発生します。
これが血液を通じて肺や皮膚からも放出され
体臭の原因となります。
また、アルコールは口中を乾燥させるので
唾液が出にくくなって口臭の原因にもなります。
✔ にんにく
言うまでもなくニオイの王様!
にんにくを刻んだり潰したりすると、
アリシンという物質がつくられます。
アリシンは、にんにくやネギの
特有なニオイのもとになっている成分。
口臭の原因になったり、
体内に取り込まれて胃で消化され、
それが血液中に取り込まれて
皮膚からも排出されるため、
体臭の原因になります。
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体臭の予防には、ニオイの原因となる
動物性のタンパク質や脂質は少なめにして、
「アルカリ性・抗酸化・発酵」食材を
積極的にとるようにすると良いようです。
つまりは、「和食が良い」ってことでしょうか。
良い香りのボディソープやシャンプー、コロンを使っても、
体内から湧いてくるニオイと混ざっては台無しです( ;∀;)。
食事に気を付けて、根本原因である身体の中から
整えていくことが、体臭問題解決の王道ですね。
今日もお読みくださいましてありがとうございました。